Ovation ADAMAS 1587-8

こんにちは。
令和最初の更新となります。
第一弾にぴったりの素晴らしいモデルの入荷です。

1966年にスタートしたオベーション。
第一号の発表はカマーン・コーポレーションという全米とカナダで展開する航空機を始め自動制御や医療機器など幅広く事業を展開しており、
中でも有名なのがスペースシャトルの製造ですね。
社長のチャールス・カマーンはカントリーやブルーグラスのミュージックプレーヤー、ギタリストとしても活躍していました。
ヘリコプターや飛行機の製造の中で蓄積されたノウハウの「振動」「共鳴」研究は当時当然高い水準を持っており、
ギター製造に大きくその技術は応用できたと言います。
その中でも一つの答えとして導き出されたのがラウンドバック構造。
ギター内部の鳴りを膨大なデータからポイント毎にあぶり出し、結論づいた構造です。

膨大なデータとそのノウハウから導き出され、生み出されたラウンドバックとブレイシング構造ですが、
驚いたのはギターの原型とも言われるリュートと構造が似ていたことでした。
しかしその構造を生かすべく素材についての問題はなかなか簡単に解決できず、
新素材を生み出すまで発展します。
それがオベーションが特許を持つ特殊樹脂加工のグラスファイバーを基礎材とした「LYRACHORD-リラコード」です。
ローズウッドやマホガニーをはるかに凌ぐ理想的な周波数特性を持っています。
それはダイナミックレンジが広くマイク乗りがよい音色で、
音の立ち上がり、レスポンス、サスティーンのどれをとっても当時画期的だと言われていました。
特にオベーションは弾いてみると良くわかるのですが音の分離が良くクリアなサウンドだと言えますね。
そういったサウンドはアコースティックエフェクターとも相性が良く、非常に優秀な音色なのです。

そんなオベーションの高級ライン、アダマス。
是非詳しくご覧いただきたいと思います。
当時のギャランティなども揃っています。




ハードケースは使用に問題はないのですが一か所留め具が留まりきらない部分があります。




ブレイシングはクインタッドと言われる構造です。
このブレイシングで低音が上手く抑えられていて音の分離にも一役買ってくれています。
また、ボディも深さ1/16″ですので決して低音が出ないというわけでもないですね。


そして高級ラインには欠かせないエポーレットインレイ。
割れもなく綺麗な状態です。



よくあるオベーションのボディ膨らみですが本個体はプレイコンディションに大きく影響しているレベルではなく
年代を考えると大変良いコンディションと言えます。

プリアンプはOptimaを搭載。
ライブ演奏でもかなり活躍できるモデルですね。
ただ、チューナー部分の不具合をアチコチで見かけます。
現状チューニングはできていますが、チューナーオフですぐにオフにはならず
一定時間経つとオフになるようです。
チューナーモード時にバイパスになるわけではないので仕様に支障はないと思います。
…が修理対応はメーカーも対応しておりませんのでご了承ください。




比較的良い状態を保ってはいますが多少の経年劣化はございます。




ネックは5ピースということもあって非常にしっかりしていますね。
入荷時に軽い逆反りがあったのでトラスロッドで調整しています。






あまり弾かれなかったようでフレットも7割前後残っています。

















いかがでしたでしょうか。
オベーションはコンディションによることが多く、中古での入荷も非常に当たり外れが多いと言っても良いと思いますが
今回は間違いなく当たりだと言えると思います。
弦高も12フレット上で2.2-1.8mmとベストコンディション。
これからも戦力として活躍してくれると思います。

こちらの商品はネットモールで購入が可能です。
ぜひよろしくお願いします。

メンテナンス 掲載 / 店長 高橋雅彦

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