Gibson Custom Shop LP Special SC

嬉しいカスタムショップの入荷です。

この記事を書くにあたって、ものすごく調べ物をさせて頂き、極力間違いのない情報を書こうと思っていたのですが。

出た結論としては、はっきりわかりません!!(笑)

ひとまず写真をご覧ください。

 

CUSTOMと書かれたケースに入って登場したこのスペシャルですが。

 

Juniorの表記があります。ロゴはゴールドの印字タイプですね。はて…。

ひとまずは綺麗にすべて外してしまってお掃除です。

極太短マイナスドライバでスタッドを傷つけないように外します。

キャビティ内は表に印字のないポットとバンブルビーコンデンサ搭載しています!!

 

 

表にいないと思ったら側面に印字がありました。

“440 70501 0745 7”

うーむ、わからん;

 

ピックアップも外しまして、P-90が2基となっておりますね。

裏面には小さなキズが多数ありますね、こういったキズはしっかり使われてきた証拠です。

フロントのザグリはこんな感じです。ネック直下ですね。

フレットもきれいきれいです。ローズなところがジュニア・スペシャルらしいですよね。

フレットは1,2弦が減っておりますがそれでうっすらと減っていて、残は約8割強とみていいでしょうかね。

 

メイドインジャパン!!と書いてありますよ;

そういう時代もあったとは記憶していますがそんなに個体数はなかったようにも思います;

 

そして弦にはこいつを…。エリクサーの10-46ライトゲージです。

潔くて個人的にはジュニアやスペシャルは好きですね、いい感じにタイトでシングルとは言え太めなサウンド…。ギタボにはこれ以上なくうってつけだと思います。ガンガンかき鳴らしたくなります。

ともあれキメの写真でございます。

 

ところどころにキズや塗装の傷みなどありますが、JC・マーシャル問わず分離感と厚みとを両立した歯切れの良いサウンドが心地よく、とーにかくジャカジャカとギャイーンとかき鳴らしたい衝動に駆られます(笑)

最後の写真を見てお気づきになられた方もいらっしゃるとは思いますが、5桁シリアルの”7″から始まっています。

通常ヒスコレのレスポールスペシャルというのは、1960年をリイシューしたモデル名がほとんどを占めているためにヒスコレのシリアル形態から60年モデルの”0″が先頭に来るようになっています。そして空白の後に年代の1桁目を示す数字、通し番号となります。

では、57年モデル?市場でそんなものを見たことはないのです;

事実上57とか58年モデルでも60年を名乗るようになっているので、57年リイシューというモデル名はおかしいのです。

そして、この記事を書いていて、結果が解らない。

という結論だったのですが。だんだんと矛盾点が浮かんでまいりました。

・60年モデルなのに”7”から始まるシリアル。

・どう見てもスペシャルなのにヘッドロゴには”JUNIOR”の文字。

・なんかネック太い…。

・レスポールジュニアスペシャル?でもブリッジが…。

・っていうかスペシャルなのにネックバインディング無いやんけ()

そして決め手は、付属のギャランティ…。

 

この写真のいずれにも”LP SPECIAL”と書かれていながら7から始まる5ケタシリアル。

当初はヒスコレとは書いてないし、リイシューシリーズとの過度期の一本でハチャメチャなことになってるのだろうと思い、ギターの状態も鑑みて1997年製のものかと思っていました。

ですが、画像左側の通称”サーティフィケート”と呼ばれる証明書。

この2つ折りの黒い冊子は、2000年~2010年頃に用いられたものだということが判明。年代に多少の差異はあるもののこれ以前の年代が一枚紙のあの賞状のような証明書になり、逆に現行のスタイルは2つ折りのブラウンの冊子となっております。

ってことは97年製じゃないんじゃないか!?ということになってしまい、その情報を信じて更に調べまくりました。

結果…。

ヒスコレの主なラインナップには無いということが確信に変わり、

Gibsonお得意の限定モデル。イレギュラーモデル。

ボディ塗りつぶしEbonyカラーのネックはジュニア、ボディはスペシャル、ネックは57年のジュニアを元にした太目のモノ。

強いて言えば、

“`57 LesPaul Junior SC 2PU / EB”

といった感じでしょうか?

どうみても見た目はスペシャルのシングルカッタウェイなのに、ネックはジュニアのものでボディはスペシャル。まぁ、ジュニアのネックだからロゴもジュニアだしモデル名っていうならジュニアでしょ。

的なノリだとしか思えません(笑)

そういったモデルがあったという情報をつかんではいるのですが、いかんせんGibsonのLimitedなので画像やカタログがなかなか出てきません;

ただ、つじつまは合うかと思います。Gibsonならあり得ると。

カスタムショップ製のヒストリックコレクション。スペシャルの見た目をした塗りつぶしのエボニーカラー。57年の太いネックを採用しているのでシリアルは”7”から始まる。2009年製の一本。となりますね。

妙な納得感はあります。

ただギャランティにスペシャルと書かれているのが、なんというか…。モデル名はジュニアにしたけど見た目スペシャルだからわかりづらいしスペシャルでよくね?という書き方なのでしょうか;

実はGibson本家のギャランティには”LP SPECIAL”と書かれておりますが楽器店さんが記入する項目がありまして、そこには

“CS LP-JR W P-90 x2″というモデル名の記載がございました。

あくまで推測・可能性でしたが、やはり限定モデルというのは間違いなさそうです。

マジで音良いです。びっくりするくらいです。カスタムショップはこうも違うんだなと実感します。

長くなりましたが、謎解きみたいなモデル名・年代特定となりました;

大変珍しい一本となりますので、ぜひぜひご検討下さいませ!!

こちらの商品はネットモールで購入が可能です。

メンテナンス / 高橋雅彦

掲載 / 楢木遙生

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です