Gibson Les Paul Classic Refinish 1996′

こんにちは。
極上のギターが入荷です。

現行のレスポールクラシックとは雰囲気の違うのが90年代のクラシックですが、
1960年代の弾きやすいとされてきた薄めのネックを踏襲し、
オープンハムバッカーを採用したモデルとなります。
非常に弾きやすいだけでなくスケールの大きなワンコード・プレイだけで
GIBSONを感じさせてくれる人気のモデルです。
ルックス面でもロックさを感じさせてくれるスタイルですが、
何よりリア・ポジションにした時の煌びやかさオープンハムならではではないでしょうか。

今回入荷したレスポールクラシックは本来はゴールドトップの仕様でした。
まずは下の写真をご覧ください。

ピックガードに刻まれた1960を考えるとなんとかゴールドトップのまま
店頭に並べたい気持ちは勿論あったのですが、
入荷したこちらのギター、オーナーの好みだけでステッカーを貼っただけではないようでした。
トップにキズやトップの塗装を削った痕が多々あり、その線に合わせてステッカーを貼った模様。
とても思い入れのあったギターだとは思うのですがこれから誰かの手に渡ることを考えると
やはりこの素晴らしいサウンドですので何か方法はないものか考えざるを得ませんでした。
いつもお世話になっている弦工房竜さんに相談し、
当時のゴールドトップを無理に再現するよりもバックやパーツの経年劣化に合うハニーバーストフィニッシュを提案して頂きました。
正直…予算としては…かなり…厳しいのですが(笑)
しかし私自身のレスポールへの愛は無視できず…
その提案を受け入れさせて頂くこととなりました。
非常に素晴らしい出来となりましたので是非詳しくご覧ください。








ケースと説明書となります。
かなか良い雰囲気を出しているのではないでしょうか。





ピックアップはオリジナルのオープンハムバッカーとなります。

丁寧に汚れを落としていきます。

そして経年劣化に合わせて自然なウェザーチェックを入れて頂いています。
このやりすぎていない絶妙なバランスが素敵です。







弦工房 竜/鈴木さんのこだわりが伺えますね。

ワイヤードのブリッジとテールピース。
緑青が出ていますね。
緑青サビは実は有害だと誤解されていた時期がありました。
厚生省が無害認定していますね。
パーツの素材によってどういうサビが出るのか、
そういったところも含めて面白い所、そして自然なビンテージの風合いだと私は考えています。
勿論個体によっては取ってしまうこともありますが、
今回はそれがとても良い雰囲気を出しています。

話は脱線しますが塗装の色合い変化もその年代を教えてくれますね。
白濁するYAMAHAの一昔前の塗装や、
ビンテージレスポールのネックがプレーヤーの汗などの長年の蓄積で化学変化を起こして独特な風合いを出すことがあります。
今回のレスポールクラシックでよく見るのはヘッドの塗装下地の白濁・浮きだったりしますが、
今回の個体はさほどその症状は起こっていませんでした。


経年劣化はあるもののガリなど一切なく良いコンディションでした。

プレートに欠けはありますが…今回はそのままにしています。






指板にも経年劣化が見られますが演奏には影響ありません。
フレットも十分残っており押弦の痕が影響してバズったりと、そういうこともありません。
リフレットの履歴もないようですね。

パネルにはキズがありました。

ヘッド裏です。
5ケタは90年代を示しており、最初の数字が1の位となります。
レスポールはモデルによってシリアルの形態が違うので
クラシックの読み方とヒスコレの読み方は違いますので注意が必要です。

汚れを落としていよいよ弦をはります。

elixirの10-46を惜しみなく…














バックやサイドにキズ、打痕がちらほら、深めなのも多少ありますね。
バックのナチュラルなマホガニーとトップのハニーバーストの組み合わせも絶妙でいい雰囲気を出してくれています。

そしてサウンドですがミドルの出方が最高に気持ちが良いレスポールですね。
非常に戦力になるギターだと思います。
リフィニッシュはオーナーの好みやネック折れの補修を隠したり様々な理由があり、
手を出しづらい印象はありますが、
世界に間違いなく1本しかないというマイノリティの魅力を感じさせてくれますね。

こちらの商品はネットモールで購入が可能です。
是非ご検討ください。

リフィニッシュ メンテナンス / 弦工房 竜
再調整 掲載 / 高橋雅彦

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です