Fender Japan STM-750DM 1989′

こんにちは。
雰囲気のあるストラトキャスターが入荷です。

Fender Japanとしてのスタートは82年とされており、
日本製のコピーブランドの品質に脅かされた大元のブランドたちの
ある意味として打開策として生まれたフェンダージャパン。
確かな品質を誇っていたこと、大元の低価格帯のラインナップが弱かったことなど
様々な理由があると思います。
今でこそジャパンビンテージと人気のシリーズですが、
最近はエクスクルーシブとして国内でも人気のフェンダージャパン。
フェンダーらしいサウンドへの追求とビジネスへの柔軟な考え方は、
様々な年代のギターに触れていると良く仕様に表れています。
今回入荷したSTM-750DMは当時革新的だった
86年にスタートしたフェンダー・アメリカンスタンダードの仕様を取り入れたモデル。
さらにDimarzio/PUを搭載したことで評価の高かったモデルです。

DP117と言えばイングウェイですね。

カバーを外すとこのような仕様になっています。

センターのPUはHotRod-5sというオリジナル。
Dimarzioと比べて出力差があります。
センターPUの高さをF/Rと比べて低くしたスタイルが多いのも頷けます。

結構カバーは日焼けがありますが…

そしてPUキャビティ。
ハムに換装する際に応用が利くサイズになっているのもアメスタのような雰囲気がありますね。



そして珍しいENDROXを搭載したモデルとなります。
簡単に言うと弦を通すのをペグ側から行いボールピースで留めた後、
弛みのない状態でイナーシャブロックの裏から留める方法。
ロックペグの新スタイルとして仕様変更を重ねて生まれた仕様です。
通常通りの弦の張り方も勿論できるので今回はいつも通り弦交換しています。
(売り場にENDOROXを使った巻き方をしてると面倒だと思われることが多いので…笑)


レンチはしっかり効いていて、なめてはいないので
好きな方はENDROXを最大限に活用しても良いと思います。

そしてマイクロティルトも仕込まれています。
ネックのトラスロッド調整範囲外の救済策として生まれたネックエンドを持ち上げる調整方法。
今回ネックに僅かに元起きがありますのでこちらを使って調整しています。

勿論ネックを留めているビスは緩めた状態で動かしてあげます。
とは言え、マイクロティルトを触るのはネック全体の総合的な反りとの関係も大きく関係しますので
これに頼るのも不自然な状態になってしまいます。
※写真はマイクロティルトが動くかどうかだけを確認しています。


そしてハイカット・ジョイントプレート。
ここまで来ると一見USAかな?と見間違えるほどですね。

ペグはGotoh製。

2点留めのブリッジです。
ロック式ペグ×2点留めブリッジは私も好きな組み合わせで効率的、且つ合理的なところが気に入っています。
今回のSTMはENDROXですからフェンダージャパンのオリジナルとしては非常に好みの個体ですね。


なめている個所もありませんでしたので弦を巻いていきます。

フェンダーストラトは09-42を…

1フレット、2フレットの指板塗装剥がれがあります。








つまみにキズありますね。







ロゴがトランジションタイプなのも個人的には推したいところ。



フジゲン期ですね。
なんだかんだ人気の世代です。



いかがでしたでしょうか。
フェンダーらしい高域の出方が気持ちの良いストラトキャスター。
当時定価が75000円なのが驚きのコストパフォーマンスに優れたモデルだったと言えますね。
フェンダージャパンは人気の機種が多いですが、
USA好きにも納得の仕様ですね。
全体的に雰囲気が大きく見違えるほどの日焼けがあり、
ビンテージライクなルックスもポイント。
フレットに押弦の痕がある箇所がいくつかあるものの
現状アンプを通してバズるノイズは気になりません。
弦高12フレットで2.2-1.5mmに調整して音詰まりもないですね。

アームは欠品しています。

こちらの商品はネットモールで購入が可能です。
是非ご検討ください。

メンテナンス 掲載 / 高橋雅彦

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