Gibson SG Custom 3PU 1973′ Vintage Re-Finish

こんにちは。
非常に個性的な1本の入荷です。

話題の多いギブソンですがビンテージ人気は衰えることを知りません。
GIBSONと言えばハムバッカーPUのイメージが直結することだと思いますが
贅沢に3つも使用したSGが入荷です。

Gibsonラインナップの代表モデルとして一時レスポールを名乗ったSGシェイプですが、
創立者のオービル・ヘンリー・ギブソン氏の最初の製作から考えると120年にも及ぶ歴史を誇ります。
ロックシーンとともに大きく成長し続けてきたブランドですが、
ロック・アイコン、もはやギター・アイコンとしての地位を確立しています。
メイプルトップではなく、マホガニーのみで仕上げたボディは、
見た目よりも豊かな中音を奏でます。
メロウなフレーズを得意とするモデルだったのですが、
固すぎないサウンドは近年でもドライブサウンドと非常に相性が良く、
若い人の間でも人気ですね。

今回入荷したSGは、長年弾かずにしまわれていた状態だったようで
塗装の変化が激しく、ビンテージモデルですがリフィニッシュを依頼。
経年劣化のひどいパーツもなくなく交換することとしましたが、
仕上がりはビンテージサウンドそのもので自慢の1本と仕上がってくれました。

まずオリジナルパーツから見ていきましょう。

Gibsonのシリアル管理は60年代、70年代は特に徹底されていなかったようで、
年式の特定には苦労することがあります。
取り付けられていたPOTはCTS。
シリアルが1377320となっており、
137はCTS社のコード、続く二けたが年式を示しています。
73年のCTSポットであることが解りました。

ペグはだいぶ固着が進んでいて磨いても復活は難しそうでした。
しかしこちらはオリジナルではないようですね。

テールピースはS.T.Bridge。
こちらはGIBSONのオリジナルではありません。
Tune-O-Maticのコピー品と言われるこちらのブリッジはおそらくですが、
ナッシュビル移行前のブリッジ幅などが曖昧な時期だったため、
ブリッジを交換しようにもサイズの合うものがなく、こちらに替えていたのではないでしょうか。

というわけで現行の合うモデルを探すこととなります。

セレクター、ビス、ワッシャー類。
念のためとっておいています。

そしてピックガードです。
こちらも経年劣化が見られるので作りなおしてもらうことに。

トラスロッドカバーも全体の雰囲気をみて交換して頂けるよう念のため作りなおして頂いてご用意しております。

というわけで一式パーツが揃ったところで組みなおしていきましょう。

こちらは純正ではありませんがワイヤードのブリッジです。

そしてピックアップなのですがエポキシがしっかり充填されていますね。
非常に珍しいGIBSONのスーパーハムバッカーだと思われます。
70年代ならではですね。



作りなおして頂いたピックガードです。

ピックガードを取ったところです。



ペグはGrover製に交換しました。
ビス穴はそのままにしています。

継ぎ目に合わせてクラックが入っていたので再接着して頂いた後、リフィニッシュしています。

ヘッドにはわずかに欠けがあります。

コンデンサはそのまま使用してすべて現行のGibsonPOTに交換、配線し直ししました。


指板もそこそこダメージがあります。
演奏に影響するまではないのですが、年代が古いギターは多少は致し方ない部分かもしれません。


ナットも交換して頂いています。

セットネックの継ぎ目に境目の様なものができていますが、
木材トラブルに発展する心配はなさそうです。


また、エスカッションも交換しています。

いかがでしたでしょうか。

トラスロッドに調整余地はあるものの元起きがあり、調整範囲外で反りが見られます。
3~5フレットあたりでは弦高が1.6mm前後、12フレットでは2.3-1.8mmで調整しました。
いずれにせよ、ピッキングのポジションにピックアップがありますので弦高はあまり低くない方が弾きやすいと思います。
コンディションとしてはまずまずといったところで落ち着いています。
摺合せも現状する必要ありません。
配線はセンターをフェイズしたもともとの仕様でし直しています。
フロントの音が野太く、リアはザクっとした音色でなかなか使いやすいサウンドになっています。
フェイズトーンも細くなりすぎず煌びやかなので効果的な使いまわしが狙えそうですね。

こちらの商品はネットモールで購入が可能です。
是非ご検討ください。

リフィニッシュ メンテナンス / 弦工房 竜
掲載 再調整 / 高橋雅彦

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