ピックアップの高さに関して その①

こんにちは、ハードオフ南熊本店の井上です。

先週は弦高調整とオクターブ調整に関しての調整方法を紹介させていただきました。

今日は、ピックアップの高さ調整に関してです。

これまた奥が深い世界です・・・

・・・が、その前に、

まず前回の弦高に関しての一つ補足です。

弦高が低いほうが弾きやすいのであれば、高い場合のメリットはあるのか?という事がありましたので、メリット・デメリットを簡単にまとめておきます。

≪弦高が低い場合≫
弦のテンションが弱い
押さえやすく弾きやすい
ハンマリング・プリング・スライドなどしやすい
速弾きしやすい
音にコシが無い
ビビりやすい

≪弦高が高い場合≫
弦のテンションが強い
押さえにくく弾きにくい
ちゃんと弾くためにはある程度技術が求められる
音にコシがある
音が良い
ビビりにくい

弦高が高いメリットとしては、音がきれいになる。音にコシがあるといったところでしょうか。音がきれいになるという点では、単純にビビり音やフレットノイズがなくなるという事ではなく、響きが良くなるという事です。

実際のところ、それでも調整できる範囲の幅は限られていますので、自分のプレイスタイルや優先すべき事が何なのかを考え、可能な範囲内でそれぞれの妥協点をさぐり、自分に合ったベストの高さを見つけていくという作業になるかと思われます。

では、

ギターを好みの弦高に調整できたら、その次に重要な事としてピックアップの高さ調整です。

皆様は自分がお持ちのギターのピックアップの高さに関して意識した事はありますでしょうか?

今まであまり興味が無かったという方は少しでも参考になればと思います。

ピックアップは、弦の振動を拾ういわばマイクの役割をしています。

例えば、カラオケでマイクを持って歌う時。レコーディングで生楽器を録音する時。またはライブやイベントなどで、アンプスピーカーの前にマイクを設置する時の事などを考えていただけるとよくわかると思いますが、マイクを近づけたり離したりする事で、音の大きさや聴こえ方は随分変わってきます。使用するマイクの性能によっても出音は変わるという事も言えると思います。

この事を考えると、ギターのセットアップにおいてピックアップの調整がいかに重要な事であるかがわかります。

自分のギターの出力が何か物足りない。音のバランスが悪い。音抜けが悪い。自分のイメージしている出したい音の感じにならないと感じる時などに、その対処方法としてアンプの設定であったり、エフェクターの設定をいじる事。などにまず意識がいってしまってはいないでしょうか?

そもそもの弦振動を拾っているマイクであるピックアップの種類や調整を見直す事でこれらが大幅に改善されることもあります。

今まであまり意識した事が無かったという方は是非一度ピックアップに関しても興味を持たれてみて下さい。

前置きが長くなりましたが、ではピックアップの高さ調整についてです。

①ピックアップが高い場合・低い場合の効果

≪ピックアップが高い ~ピックアップと弦の距離が近い場合≫
メリット:音量と高域が出るようになりピッキングニュアンスが出し易くなる
デメリット:音量が上がる分ブーミーな音になりがち、高域がキンキンうるさくなる
上げすぎると磁力が弦振動に悪影響を及ぼす事もある

≪ピックアップが低い ~ピックアップと弦の距離が遠い場合≫
メリット:高域の角が取れてマイルドな音になりピッキングの粗が目立ちにくくなる
デメリット:音量・高域共に落ちて抜けが悪くなる

②ピックアップの磁力の強さにより近づけられる限度は変わる

画像左側がハムバッカーPU、右側がシングルコイルPUです。
ピックアップの種類としてはこの2つが有名ですが、
磁力でいうと、シングルコイルPUのほうがハムバッカーPUより磁力が強いです。

また、ピックアップの数が増えればその分だけ磁力の影響も大きくなりますので、例えば同じシングルコイルでも3ピックアップのストラトキャスターは2ピックアップテレキャスターよりもピックアップと弦の距離をやや広めに取る必要があります。

③ピックアップポジションによっても音量は変わる

上の写真を見ていただくとわかりますが、弦を弾いた際、振動幅がフロントPU側とリア側では変わってきます。
同じピックアップ高の場合リアよりもフロントの方が音が大きくなります。
まずリアの高さを決めてこれとバランスが取れるように他のピックアップ高を調整していきます。

大体ピックアップの調整として、入りの部分はこのような感じになります。

長くなってきましたので、続きはまた次回。

今日はこのあたりで失礼します。



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